SSブログ

仲間に起きたトラブルから学ぶ《ステーターコイル》 [保守/メンテ]

つい先日の日曜だったか、バイク仲間に "急にエンジンが掛からなくなる" トラブルが発生しました。

ワタシのような初心者には、この手のトラブルは日常茶飯事。
エンジンが掛かったまま転倒したときなど緊急事態の際に、強制的にエンジンを停止させる "キルスイッチ" を何かの拍子に触って ON にしてしまったか、

ミッションがニュートラルに入っていないか、のどちらかが原因であることが圧倒的に多いんですよねぇ。

でも、今回ばかりは、そんな単純なミスでもないみたい。
ロードサービスを呼んで、行きつけのバイク屋さんまで回送することにしたそうです。
その後の話では「レギュレータ か ステーターコイル がダメになっていると思われる」とのこと。

レギュレータ か ステーターコイル かぁ、レギュレータ.. に ステーターコイル.. ねぇ。
レギュレータ は聞き覚えが有るけど、ステーターコイル は無いかなぁ。

どんな形をして、どんな働きをしている部品なのか気になったので、勉強がてら調べてみました。

バイクで消費する電力を賄(まかな)うために "ジェネレーター" と呼ばれる発電装置が、エンジンにくっ付くように組み込まれているのですが、"ステーターコイル" は、そのジェネレーターを構成する部品の一つなんだそうです。

このステーターコイルの外側には "ローター" と呼ばれる磁石が並んだ部品が覆い被さっており、エンジンの回転と共にローターがグルグル回ることで "電磁誘導" と呼ばれる現象がコイル内に起きて、電気が発生するみたい。

このときに得られる電気は "交流" で、バイクでは "直流" の電気が必要なことから、"レギュレータ" と呼ばれる装置を使って交流から直流へ変換( 整流 )するそうです。


こうして得られた電力で、前照灯が点いたり、燃料噴射装置が動作したり、点火プラグで火花が飛ぶようになったりする他、バッテリーに蓄電されるようになるんですって。

で、今回は レギュレータ か ステーターコイル がダメになった模様ですが、破損した原因としては 経年劣化 のほかに 熱 が考えられる.. とのこと。

とくに ステーターコイル は、自身が発する熱の他にエンジンから伝わる熱の影響が大きく、コイルに巻かれている導線の被覆が熱で剥がれるなどして、短絡(いわゆるショート)が発生し破損してしまうことがあるようです。
耐熱性の高い被覆を使っているそうですが、その品質だったり、被覆の厚みだったり.. 、ショートしてしまう要因はいろいろと挙げられるみたいですね。

走行距離が 3万km を越えるようになったらトラブルを未然に防ぐためにも、これらの交換を検討するのが賢明なんだそうです。
レギュレータ も ステーターコイル も、簡単に云っちゃえば 消耗部品 ってことなんでしょう。

myレブルも四年目を迎え、走行距離だって 3万km が視野に入ってきているから、来年の何処かのタイミングで交換を考えなきゃいけないときが来るんだろうなぁ。
バッテリーの劣化だって薄々感じているものの「まだ使えるかな」なんて、なかば騙し騙し的に交換を先送りにしていることは否めないし.. 。

なにより財布の中身と相談するのが先決だろうけど。
nice!(2)  コメント(2) 

nice! 2

コメント 2

勝ぴぃ

因みに、レギュレータやステーターコイルが破損しても、直ちにエンジンがストップして走行できなくなる訳では無いそうです。
発電した電気が得られなくなると、代わりにバッテリーの電気を使うことから、バッテリー残量でカバーできる距離なら走れるみたいですよ。
まぁ、気休め程度にしか成らないでしょうけど..。
by 勝ぴぃ (2023-12-28 18:17) 

能転気おやじ

バイク屋さん曰く、予兆が無いので、予防的交換時期を見定めるのは困難って話でした。
7万キロ走行しても大丈夫なバイクもあれば、2万キロも走らないうちに壊れるバイクもあるそうです。
原因はおっしゃる通り熱だそうで、エンジンの熱、油温等の影響で、冷却が間に合わなくなると痛むって話でした。
ガンガンの真夏に乗らない方が良いのかな?って勝手に感じてますがw
今年の北海道ツーリングが暑かったのが原因かなーww
by 能転気おやじ (2023-12-30 18:50) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。